音楽大学・音楽高校進学コース


群馬音楽藝術学院は「貴方の音楽への夢」を応援します

本学院の創立は、群馬県において音楽を愛好する皆様に幅広く音楽を学ぶことの出来る教育環境を提供すると共に、地域の音楽文化の発展に寄与し、さらには国内外で活躍する演奏家・教育者・アートマネージャーの育成を目標として設立されました。

 

本学院に在籍する学生は群馬県内を始めとして、隣接する・埼玉県・栃木県・長野県・新潟県からも通われております。また、学生の目的や実情に応じた様々なコースが設置されており、家庭との連携を重視したきめ細かな教育を実施しております。現在、進学コースでは、毎年、音楽大学、音楽高校の合格者を輩出しており、その長年に渡る実績が音楽大学より認められ「指定校」の認定を受けるなど高い評価と信頼を頂いております。

 

将来は音楽関係(演奏家・教育者・音楽業界)の仕事につきたいと考えている方、一度本学院のガイダンスを受けられることをお勧めいたします。まずは受験科目全般にわたってのアドバイスを受けることから始められては如何でしょうか。 群馬音楽藝術学院は「貴方の音楽への夢」を応援いたします。

群馬県の音大・音高受験の現状

音大・音高受験生は一般的に、多くの受験科目を別々の個人の先生に見てもらうケースが多いのが現状です。しかし、この勉強方法は大都市の受験生と比較した時、群馬県のような地方の受験生にとってはいくつか不利な点があります。例えば、専門的な受験指導をする先生(音楽家)の人数です。音楽の先生はいわゆる5教科の先生とは事情が異なり、地方に行けば行くほど少なく、東京と比較した場合、音楽家の人口は明らかに少なくなります。「受験生は専攻実技、副科実技、楽典、ソルフェージュ、英語、国語、小論文(国公立では5教科)など、複数の科目について、先生や予備校を探し、別々の先生に別々の場所で指導を受けているのが実情です」。地方では移動時間がより長く、各先生の都合に合わせるため移動回数も多くなり、時間的なロスと費用がかさみやすくなっています。また、先生毎にレッスン代やその他のお礼、指導方針やスケジュール、目標意識の違いもあり、その気遣いは少なくありません。

 

受験生の中には都心の大学教授や演奏家に指導を受けるために、多額の費用を費やす学生もいます。これは音大・音高受験が一般大学受験と比較し、より負担が大きく、また経済的な負担がかかると言われる1つの要因となっています。こうした大都市と地方の環境差の中で、地方の受験生が大都市の受験生と同じように勉強をするのは容易ではありません。

 

この従来の勉強法には他にも不利な点があります。それは、「各科目の指導方針や評価について先生間の連携がない場合、生徒の総合的な音楽力の判断が難しいという点です」。生徒の総合力がわからないということは、合否も判断しにくいということになります。また、先生が専門外の教育(副科の先生が主科の指導)を行う場合も適切な評価が難しくなります。

 

近年、音楽大学の受験者は減少傾向にありますが、音大離れはこうした受験事情とも無縁ではありません。経済不況が続く中、才能のある学生たちが地理的、経済的困難から夢を諦めなければならない様な環境は少しでも改善していく必要があります。当学院はこうした現状を踏まえ、音楽の伝統的な徒弟制度を継承しつつも、時間と経費のロスを抑えた、時代の要請に沿う指導体制を整えています。

近年の入試動向

近年の入試動向は特に上位校は変わらず狭き門となっていますが、受験科目や受験方式など年々に変化し試験内容も多様化の時代となっています。そのため、入試動向の現状をよく把握することがとても大切です。

 

具体的には東京芸術大学の音楽環境創造学科の設置、国立音楽大学の学科再編、東京音楽大学の映画、放送音楽コースの設置、桐朋学園大学短期学部の男女共学化、また、各大学で進むAO入試、センター試験の導入、方式別の入試日程など極めて多様化しています。これらは受験を容易にするためではなく、優秀な学生を確保するための手段であると同時に、それぞれの大学がより個性化を図っていることを正しく認識することが大切です。また、入試を受けるにあたり、ずば抜けた演奏能力がある場合は例外として、実技のみ特化しても必ずしも合格できるとは限りません。なぜなら、専攻実技は受験生の多くが得意とする科目だからです。したがって、ソルフェージュや楽典、その他の学科もきちんと勉強し、総合的な音楽力をつけなければ合格できません。合否は入試科目の総合点で決まり、専攻実技で差がない場合は他の科目が合否を決めるからです。
当学院では常に最新の情報を収集し、指導に活用しています。

音大・音高の受験神話

時々希望する学校の先生につかないと合格できないと言われることがありますが、これは有り得ません。「有利になる」「点数に水増ししてもらえる」など、もしこれが事実なら大変な問題です。音楽は実力の世界ですから、実力さえあれば誰に師事したかに関係なく合格できます。大学も学生や大学の質を維持し、学生を確保していくためには厳正、公平な評価が大切であることを良く承知しています。当学院からも実力に合わせて毎年合格者が出ていますので、こうした心配はいりません。

進学コースの特色と主な行事

 

音楽大学・音楽高校を受験するために必要な科目として、下記のものが上げられます。

 

専攻実技、副科実技、楽典(和声)、ソルフェージュ(新曲視唱、リズム聴音、単旋律聴音、和声聴音、和音聴音、コールユーブンゲン)、新曲視奏、英語、国語、小論文(国公立は5教科)、その他。*受験する学科に応じて、これらの中から必要な入試科目が決まります。

総合評価システム、5つのポイント

群馬音楽藝術学院では、上記の全ての科目をもれなく指導し、生徒の個々の能力に合わせた授業を行います。全ての科目の講師が連携し、生徒の進度を総合的に把握しながら学習する指導体制をとっています。受験科目の中でも最も重要な実技、そして音楽的な感性を育む上で大切なソルフェージュは全て個人レッスンです。理論的な学習が中心となる楽典、また、英語、国語などの学科は、能力や希望に応じて個人レッスン、クラスレッスンが選択できます。

 

この総合評価システムの特徴は、①実技とソルフェージュは音楽の伝統的な指導方法を継承し、個人レッスンによる徹底した指導を行っている点、②各科目を総合的に把握することで、生徒のトータルな音楽力を評価できる点、③総合的な能力評価と合わせて志望校の合否が判断し易い点、④1ヶ所で複数の科目が受講できるため、移動時間のロスを減らせる点、⑤別々の先生や教室、予備校に通う必要がないため、入学金や教材購入費、行事費用など分散しがちな支出を抑えることができる点など、教育的、時間的、経済的に様々なメリットのある教育システムです。

個人レッスンによる授業

当学院では、音楽教育の伝統的な指導方法を継承し、実技とソルフェージュは全て個人レッスンを行っております。実技は当然のことですが、ソルフェージュは時としてグループによるレッスンが行われることがあります。しかし、聴音や発声は実技と同様に生徒1人1人の音感やくせが全く異なり、きめ細やかな指導が必要です。従って、ソルフェージュも実技と同様、通常授業では個人レッスンのみの指導を行っております。
*夏期、冬期講習会のソルフェージュはクラス授業です。

豊富な受験資料(アーカイヴ)

群馬音楽藝術学院では長年の指導経験と過去の卒業生の豊富な資料をもとに、実技、音楽科目の合否の目安に関する資料として、独自のアーカイブ(録音/記録資料)を整えています。これにより、これまで合否の判別が難しかった実技のレベルや音楽科目の得点率など、客観的な評価が可能となりました。実技については、志望する大学教授のレッスンを受けることで大学と自分の演奏レベルの差を知る方法もありますが、これは全ての受験生が可能なわけではなく、地理的、経済的な事情による環境差を生む要因となってきました。このアーカイブを利用することで合格者のレベルを知り、志望校を決める上での極端なミスマッチを防いだり、また、自身が到達しなければならいない演奏レベルや理論科目の得点率を知ることができます。

 

レッスンや進学ガイダンスでは、こうしたアーカイブの他、常時、受験情報を収集し指導に活用しています。

本番を想定した実技試験

年に2回、専攻・副科実技の試験を行います。本番での実技試験を想定し試験官による評価、講評を行います。演奏上の課題を確認するとともに、本番での緊張に早くから慣れていき本来の実力を十分に発揮できるようにします。

 

実技科目は音大・音高受験で最も重要な科目であり専門家による客観的な演奏能力の評価、技術的な指導は受験生にとって不可欠となっています。また、音大を目指す仲間の演奏を聴くこともとても刺激になります。

音楽科目実力試験

年3回、楽典・ソルフェージュなど音楽科目の実力試験を行います。学習の進度の確認と得意、不得意科目を早い時期に確認し学習に活かします。
特に不得意科目は早い時期から見極め克服することが大切です。試験結果をもとに志望校レベルとの比較や過去の合格実績から合否の到達目標を確認します。また、志望校の模擬試験で本番の入試に備えます。

夏期・冬期講習会

毎年、音楽大学・音楽高校では7~8月に受験内容が発表されます。従って、夏期講習会は各学校の入試傾向と対策を知る上でとても重要な場となっています。

 

群馬音楽藝術学院では、毎年各学校の傾向を細かく把握し、講習会の中で指導しています。一方、冬期講習会では受験直前の追込み時期に集中的な学習をすることによって本番に備えています。夏休みや冬休みの講習会は学習のリズムを保ち、また、不得意科目の克服、受験対策の最終チェックなど、時間をかけた学習ができるため、有効に活用することが受験生にとって重要となっています。

進学指導ガイダンス

当学院では、過去の卒業生の豊富な資料をもとに実技や音楽科目について合否の目安や受験に関するガイダンスを行っています。大学の受験情報や傾向と対策など常に新しい情報を把握した上で指導をしています。ガイダンスは入学時を含めて年3回、生徒・父母・先生による3者面談を行う他、勉強や生活上の悩みなどがあれば、随時、相談会を行っております。

 

このガイダンスにより、学生、父母、先生相互の意志を確認し理解を深めます。学院からは実技試験、音楽科目試験、日々の学習の様子について報告書が渡され、生徒の学習の進度が父母の皆様にも一目で分かるようになっています。

中間発表会・入試直前模擬発表会

毎年5月と1月に実施。この発表会は実技試験とは異なり、ホールというより広い空間と観客の中で演奏することで、本番での緊張を多く経験し舞台慣れをすることが目的です。受験では緊張で実力を出し切れない学生も多くいるため、試験とは別に中間期と入試直前の実力確認の場として活用しています。

ウィンターコンサート

毎年11月~12月に実施するコンサート形式の発表会です。受験生はこの頃までには入試課題曲が発表され、このコンサートで実技試験を行います。積み重ねてきた練習の成果を発表し、受験を目前に最終的な実力を確認します。このコンサートにより本番への万全の準備を整えます。音大・音高を目指す仲間の演奏を聴くことも大変参考になります。

プロの講師陣と研究会

講師は当学院の中でも受験指導に特化した先生が選抜され、指導を行っています。音大・音高受験のプロとして長年の指導経験を持ち、学院の豊富な受験情報と指導カリキュラムを活かしながら、確実に合格実績を上げています。その指導力は大学から指定校推薦枠を取得するなど、高い評価を受けており、群馬県に居ながら都内主要大学・高校への進学を可能にしています。

 

近年の音楽大学受験は非常に多様化し、学科、専攻、入試方法など大学によって様々な特徴があります。こうした受験動向を把握し、大学毎の傾向と対策を確認することは極めて重要な作業になっており、講師による会議では、こうした受験動向を確認し、生徒1人1人の指導内容やガイダンスの方向性を協議します。実技、音楽科目、一般科目の講師全員が連携することで、各科目の総合的な進度状況の確認が可能となります。

 

勉強内容が多岐に渡る音大、音高受験生にとって、受験科目全体の進度状況を把握することは非常に大切です。受験科目を各地で別々に指導を受けた場合、自身のTotalの音楽力と志望校との差を把握することは当然のことながら困難となります。従って、全ての科目の先生が連携し協議しあうこの研究会は、教育上、重要な役割を持っています。

当学院では多くの講師が教鞭をとっており、その情報網は豊富です。また、大学教員との人脈を持つ講師も多く、合格した後、入学後の学生生活のケアなども希望に応じて行っています。

指定校について

当学院の進学コースでは、音楽大学を目指す多くの学生の皆様に進学の道を開く目的で、演奏能力、学力、人格等、特に優れた学生を対象に指定校推薦制度を実施しております。当学院の在校生が指定校推薦資格を得るには、当学院で定める推薦規定を満たす必要があります。指定枠を持つ大学や推薦基準の詳細につきましては、進学ガイダンスでご説明しております。

特待制度について

進学コースでは、音楽高校、音楽大学を目指す多くの学生の皆様に進学の道を開く目的で、演奏能力、学力、人格等、特に優れた学生を対象に特待制度を実施しております。特待制度の適用者は、当学院の進学コースの学費(入学金、授業料等)の一部が免除されます。特待制度の適用には、当学院で定める特待試験に合格する必要があります。詳しくは事務局までお問合せ下さい。

各種評価制度について

 

中学、高校のクラブ活動(吹奏楽、合唱部、音楽部など)で3年間頑張った生徒、個人で5年以上、楽器(実技)を習ったことのある生徒、学力(5教科)優秀で意欲のある生徒など、上記の特待制度の認定が受けられない場合でも、各種評価制度による評価を行っております。各種評価制度において認定された場合、入学金の免除を受けることができますので、お問い合わせ下さい。また、グループ校である群馬音楽アカデミーの基本科生で5年以上在籍した生徒、又は本科生が本学院の進学コースに入学する場合、入学金の免除が受けられます。

学費について

 

学費は生徒の志望校に応じて必要な科目が異なるため、受講する科目数によって異なります。専攻実技、副科実技、楽典、ソルフェージュ、英語、国語、小論文など全科目を受講する場合や2、3科目、1科目のみなど、受講数によって学費が設定されています。また、複数科目を受講する場合は割引制度もありますので、詳しくは進学ガイダンスにてご説明しております。
また、当学院では、私立大学、私立高校などの【公的教育機関】で利用できる、低利の群馬銀行教育ローンがご利用できます。

レスナー推薦について

当学院の進学コースでは、地域の音楽指導者、個人の先生方から学生の受験指導を依頼されることがあります。その場合、実技、楽典、ソルフェージュなど、それぞれの科目を分担、連携して指導しております。例えば、実技は個人の先生、楽典、ソルフェージュは当学院といったような受講方法も可能です。その場合、個人の先生からのお問い合わせは随時受付けておりますので、交流を行うことができます。

 

一部の科目のみの受講であっても進学ガイダンス、受験資料(アーカイブ)の閲覧、各科目の総合評価も全科目受講生と同様の扱いです。また、当学院の実施する特待制度、指定校制度の適用を受けることができます。外部でレッスンを受ける科目については、当学院で行う試験や発表会等で進度状況を確認致します。

入学について

 

入学は年間を通じて随時受け付けています。入学に必要な試験等はなく、音楽大学、音楽高校を目指す人であればどなたでも入学できます。急に受験を思い立った人やぎりぎりまで悩んでいたがやはり音楽の道に進みたいという人でも、学生の能力や経験を考慮し、受験までのスケジュールを考え指導をしております。

 

入学後はレッスン室の空き部屋を無料にて開放しており、いつでも練習に使えます。夜間の練習など自宅で制限がある場合には有効に活用できます。レッスンの雰囲気を知りたい方や現在の自分の能力を評価してほしい人などのために、見学や進学ガイダンスを随時無料で行っております。どんな事でも結構ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

指導科目

 

実技

■木管楽器 フルート・オーボエ・クラリネット・サクソフォン・ファゴット
■金管楽器 ホルン・トランペット・トロンボーン・ユーフォニアム・チューバ
■弦楽器 ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・ギター
■打楽器 スネアドラム・ティンパニー・マリンバ・他
■鍵盤楽器 ピアノ・電子オルガン
■専攻 作曲・声楽・アートマネジメント(音楽芸術運営)

音楽科目

■音楽理論 楽典・和声
■ソルフェージュ 新曲視唱・リズム聴音・単旋律聴音・和声聴音・和音聴音・コールユーブンゲン
■新曲視奏

学科(一般教科)

■英語、国語、小論文