高崎市出身、慶應義塾大学文学部卒業(美学)、慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学専攻アートマネジメント分野修了。
大学院では舞台芸術団体(オーケストラ、オペラ、バレエなど)における芸術普及活動(ワークショップ、舞台演出)の他、ファンドレイジング、マーケティングについて研究、都内プロオーケストラのインターンを経験。2008年にはクラシック音楽とメディアアートを融合したミュージックシアター(ベートーヴェンの生涯)を高崎市で開催し、地元メディアにも紹介され好評を博す。
現在は群馬音楽藝術学院アートセンターの主催するセミナーの講師、主催公演の舞台制作、演出等のプロデュース活動を行う。
現在、群馬音楽藝術学院 専務理事兼副学院長、進学コース講師、群馬音楽藝術学院オーケストラアカデミー、群馬音楽藝術学院ウィンドオーケストラ副団長。三田芸術学会、日本アートマネジメント学会、文化経済学会、日本音楽療法学会会員。
講師よりご挨拶
〜音楽史について〜
美学とは主に音楽史や美術史を扱う学問ですが、私は主に音楽史を中心に勉強してきました。
この声楽アート講座では、声楽や合唱の実技の他に「人はなぜ歌うのか」「音楽はなぜ生まれたのか」「表現するとはどういうことなのか」、そうした素朴な疑問について、作曲家の人生や作品からその生い立ちを読み解きたいと思っています。音楽が生まれた背景を知ることで、その想いが歌い手の心を揺さ振り、合唱にも奥行きを与え、生き生きとした表現に繋がっていったらと、そんな思いでお話しています。
音楽は文学や美術、演劇なと、他のジャンルの芸術とも密接な関係にありますが、音楽を楽しむ際、そうした他の分野の芸術を知るとさらに世界観が広がっていきます。例えば文学は歌と詩の関係、美術は舞台美術や衣装、視覚芸術からインスピレーションを受けて作曲する作曲家のお話、演劇はオペラやミュージカルなどお芝居との関係など、どんどん表現や創造の世界が広がっていきますね。
声を届けたい、歌を歌いたいというのは、古来から人の本能的な欲求でもあって、現代の人もそれは変わりません。自己を表現したいと思った時に、表現の多様性を体験することで、自分らしさに気づいたり、試したりすることができます。そのヒントやきっかけをつかんで頂けるような場となればと思っています。
レッスン日程
日程 | 時間 | 講座内容 | 会場 |
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1/13(水) | 10:00-11:00 | 第12楽章<日本の音楽>現代の作曲家Ⅰ「武満徹」/脚本・映像・演出・講義 戸塚弘幸 | 群馬音楽藝術学院ウィンドホール |